長期経営計画 (第12次)

ビジョン

食の価値循環プラットフォーマー
~より地域へ、さらに世界へ~

私たちは、培ってきた「ヒト」の力と
デジタルによる革新力を融合させ、
未来に向かって、
食の価値を共創するリーダーとして、
より地域に根差し、
さらに世界へ飛躍します

価値創造サイクル

国分グループが300年培ってきた強みを活かし(=Input)、戦略骨子・価値連鎖事業モデルの実行を通して(=Activity)、社会価値と経済価値を生み出します(=Outcome)。そして、この成果がグループの基盤をさらに強固にし、次の成長のための新たな「Input」となります。この「価値創造サイクル」を回していくことこそ、第12次長計で実現を目指す姿です。

私たちは、AIをはじめとした最先端のテクノロジーと従業員一人ひとりの経験や知識、現場で起こるさまざまな出来事をつなぎ合わせ「食の価値循環プラットフォーム」を構築します。目まぐるしく変化し続ける社会の中でも、俊敏に多様な可能性を見つけ出し、顧客の想像を超えた価値を提供し、新しい食のサプライチェーン構築をリードしてまいります。

価値創造サイクル

6つの未来事業

地球温暖化や安全保障問題、少子高齢化・人口減少といったさまざまな課題が浮上し、未来の予測が困難な時代が訪れています。第12次長計では社会的使命と企業の持続的成長を果たすべく、6つの未来事業を立案しました。

A グローバル・フード・サプライチェーンのファシリテーター:“複利の価値連鎖★”のサプライチェーンを日本・中国・アセアンにて構築。グローバル・フード・サプライチェーンにより、日本・中国・アセアンが有機的につながることで、アジアにおいて面での展開を実現します。また、日本の地域産品の海外拡販に寄与することで生産者を支援します。予測される重要変化:1.グローバル食料難の深刻化 2.国内・地域社会の食の持続性 3.サプライチェーンの構造変化
B-1 生活者への価値づくり:生活者情報をデータベース化し、既存のデータと掛け合わせることで、生活者の多様なニーズにマッチしたパーソナライズビジネスを各エリアで展開。国分グループのデータベースが価値を持ち、生活者、各事業者へそのデータを活用したビジネスを提供していきます。予測される重要変化:2.国内・地域社会の食の持続性
B-2 持続可能なまちづくり:“まちづくり”と“グローバル・フード・サプライチェーン”の関係をハブ&スポーク★になぞらえ、日本を中心とした地域に根差す経済圏を構築します。アジア準中核都市までのまちづくりコンソーシアムに初参画。中長期のまちづくりプロジェクトに食品流通のプロフェッショナルとして、ハブ&スポークを伸ばします。予測される重要変化:2.国内・地域社会の食の持続性
C 請負人国分:「“小売より小売力”、“メーカーよりもメーカー力”を持つ」覚悟で武器(ソリューション・請負手法)・組織・ヒトを磨き、従来の卸機能を超えた価値提供をリスクと成果を分け合い実現させていきます。予測される重要変化:3.サプライチェーンの構造変化
D 食の価値循環プラットフォーム:多様なパートナーが参加する「食の価値循環プラットフォーム」が本格稼働。物流網といった機能だけでなく、商談や日々のコミュニケーションといった「ヒト」のリアルな活動(フィジカル)もデジタルと融合。AIによる最適化と、人間ならではの共創活動が掛け合わさり、新たな価値が循環する仕組みが動き出します。予測される重要変化:1.グローバル食料難の深刻化 2.国内・地域社会の食の持続性 3.サプライチェーンの構造変化
E 各事業を加速させるための投資事業:投資回収やリスク管理の観点から、国分グループの資産や経営資源を最適に配分できる戦略的な意思決定を実現するためのガバナンス体制を整備します。加えて、各エリアカンパニーや事業部が自律的にアライアンスやM&Aを推進し、投資案件の発掘から実⾏、グループシナジーの創出までを一貫して⾏える仕組み・プロセスをグループ全体で確立します。予測される重要変化:1.グローバル食料難の深刻化 2.国内・地域社会の食の持続性 3.サプライチェーンの構造変化

持続可能な社会と企業を目指して

近年、気候変動や資源枯渇、人権・労働問題など、環境・社会課題が深刻化し、世界的に注視されています。投資家や生活者の意識変化、各国の規制強化により、企業にサステナビリティの取り組みが強く求められています。企業経営は環境・社会との関係の上に成り立っており、持続可能な成長を実現するには、サステナビリティ経営の実践が不可欠です。

国分グループのサステナビリティ経営の根幹は、SDGsステートメントの実現にあります。

SDGsステートメント

300年間紡いだ商いを、次世代につなげていく。
私たちは食を通じて世界の人々の幸せと笑顔を創造します。

1712年の創業以来、国分グループは300余年にわたり食の文化を紡いできました。社会情勢やライフスタイルの変化、自然災害などの事業の継続が危ぶまれた出来事も数多くありました。しかし、先人たちはいかなる困難にも事業継続の強い意志と対応力により、食のサステナビリティを追求し、現在へとその経験をつなぎました。私たちはこのDNAを、次の世代へと継承していかなければなりません。食を通じて、世界中の人々が心から笑顔になり、幸せになる。そんな社会を創ってまいります。

国分の目指す持続可能な社会と企業の構図

9つのマテリアリティ

国分グループでは、2020年にSDGsステートメント実現のためにマテリアリティを特定しました。マテリアリティとは、企業が「持続可能な社会の実現」という目標達成のために、自社の事業活動において優先的に取り組むべき「重要課題」を意味し、すべての戦略の基礎となるものです。マテリアリティは市場・社会・規制に応じて変化するものであり、国分グループにおいても第12次長計の策定に合わせて、9つのマテリアリティとして再定義しました。

第12次長計のビジョンにも連動したこれらの目標に常に向き合い、皆様とともに世界の人々の幸せと笑顔を創る「食」を未来へ繋いでまいります。

テーマ別の9つのマテリアリティ
テーマ別の9つのマテリアリティ