食糧生産
行動基本方針
生産者が報われ、次世代に繋げることができる食糧生産を維持します
達成目標
持続可能な食糧生産を支援し、生産に関わるすべての人が適正な対価を得ることができる世界を創る
貢献するSDGsターゲット
- 2.4
- 2030年までに、持続可能で生産性の高い食糧生産システムの確保とともに、生態系を維持して土壌の漸進的改良を促し、災害等への適応能力向上を図り、強靱な農業を実践する。
- 8.1
- 一人当たり経済成長率を持続させ、特に後発開発途上国は少なくとも年率7%の成長率を保つ。
- 8.5
- 2030年までに、差別のない雇用や働きがいのある人間らしい仕事、同一労働同一賃金を達成する。
- 8.7
- 強制労働、現代奴隷制、人身売買を根絶し、2025年までにあらゆる形態の児童労働を撲滅する。
- 14.4
- 乱獲や違法な漁獲を規制し、水産資源を持続的生産量のレベルまで回復させる。
目的 | 環境・社会に配慮した食糧資源の持続的な利用 |
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KPI | ・2030年までにサステナブルカテゴリーの売り上げを 100億円以上とする |
目的 | 持続的に食糧資源を利用し、健康的で生産者が元気になれる新しい食への挑戦を行う |
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KPI | ・2030年までに特徴ある地域の食材や原料を生産者の顔が見え、生活者に様々な形態で届けることが可能となる仕組みを構築する |
取り組み
国内外の生産者を応援
缶つまシリーズの「伊勢志摩産 サザエ水煮」 は自然資源を守りながら「昔ながらの伝統漁法」の海女漁※と地域を応援し、その漁法で獲ったサザエを缶詰の原料として使用することで、消費者の皆さまに安全・安心で良質なサザエをお届けしております。また、当社が販売代理店となっているベルギー産、オランダ発のチョコレート、トニーズチョコロンリーはカカオを始め原材料は主にフェアートレード※認証を受けたものを使用しています。自社商品だけでなく世界中のチョコレートが「100%強制労働や違法な児童労働に頼らないカカオから作られたチョコレート」となることをミッションとし、活動を行っています。


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海女漁…女性が素潜りでサザエなどを獲る漁法。始まりは約2,000年前まで遡り、世界でも希少な漁法です。
また、海女がサザエを取る際に一つ一つ大きさを確認することで、全て獲り切ることをせず資源保全をすることができる漁でもあります。 - フェアトレード…フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」です。
KWV(南アフリカ)

(中)コンコルディア赤
(右)ラボリースパークリングブリュット 白

(下)倫理的な労働環境の保護組織WIETAの認証
南アフリカのワイン産地は、90%以上がケープタウン周辺にあり、2004年にこの地区がケープ植物区保護地域群として世界遺産に認定されました。
同国は「環境と調和したワイン生産」に関する世界で最も厳しいガイドラインを制定しています。これに基づいてKWV の商品全てに「持続可能な南アフリカワインの認定シール」が貼付けられています。このシールの番号から生産者や瓶詰め日などの情報を得ることができる追跡体制が整っており、このような追跡システムを採用しているのは、ワイン業界では世界で南アフリカだけです。
また、倫理的な労働環境の保護組織「WIETA」の認証も取得しておりサステナビリティに配慮されたブランドとなっています。
RAIMAT(スペイン)

スペインワイン「ライマット」の技術はワインの品質を最大限に引き上げると同時に、CO2削減や再生可能エネルギーの使用など環境への影響を最小限に抑えています。100年以上にわたりライマットが行ってきた栽培方法はサステナビリティな生産として高く評価されており、カタルーニャ州におけるサステナブルな生産の認証を取得しています。
現在、すべての畑でオーガニック栽培を実施、順次すべての畑で有機認証取得を予定しています。
LINDEMAN’S

(中)カワラ シラーズ・カベルネ 赤
(右)ジェントルマンズ・コレクション
カベルネ・ソーヴィニヨン 赤
オーストラリアワインの「リンデマンズ」はヨーロッパで国際的に認められているPAS 2050の認証というカーボンニュートラルの認証を取得しています。
ブランド所有者であるトレジャリー・ワイン・エステーツ(TWE)は、2022年末までに100%リサイクル可能、再利用可能、堆肥化可能なパッケージ、2025年までに製品と外包装材の50%をリサイクル素材にすることなど、グループ全体のサステナビリティに関する新たな目標を発表し、今後も地球温暖化等の環境問題への取り組んでいきます。
森林・水産物に関する第三者認証の取得による貢献
FSC®認証

環境保全の点から見て適切で、社会的な利益に適い、経済も継続可能な責任ある管理をされた森林や、林産物の責任ある調達に対する国際的な認証制度です。
国分グループ本社では認証林から収穫された認証材が消費者の手に届くまでの加工・流通過程を認証するCoC認証を2019年7月に取得し、その製品を流通させることで森林資源を将来にわたって使い続けられるよう、支援していきます。
MSC認証

水産資源と環境に配慮した漁業に与えられる「MSC漁業認証」と、認証された漁業で獲られた水産物を、流通~製造・加工~販売の全ての過程において適切に管理するための「CoC認証」から成ります。国分グループ本社では、川口流通センター及び相模原流通センターでCoC認証を取得しました(2019年12月現在)。
MSC認証製品を流通させることで、海の恵みを継続して享受してまいります。
BAP認証

BAP(Best Aquaculture Practice)認証とは、養殖水産業に関わるサプライチェーン全体(養殖場、加工工場、ふ化場、飼料工場)を対象とした、最も包括的かつ実証性と信頼性の高い第三者国際認証プログラムです。
BAP認証基準には4つの持続可能性の柱があり、「①食品安全」、「②環境への責任」、「③社会への責任」そして「④動物の健康と福祉」となっています。
また、養殖国際認証として世界初である「3つのG※」にベンチマークされています。
国分グループはBAP(Best Aquaculture Practice)認証を取得した水産物の販売促進または購買支援をする企業となっています。