マテリアリティ
私たちは卸売業という流通での立ち位置を最大限に活かし、生産者から生活者までの結節点となり、さまざまなパートナーと手を携え共通の目標に向かって進んでいきます。
そして、常にその目標に向き合い、皆さまとともに世界の人々の幸せと笑顔を創る「食」を未来へ繋いでいきます。
マテリアリティ特定プロセス
科学的・客観的アプローチ
国分グループはサステナブルな社会の実現のため、2020年にSDGsステートメントを公表し、同時に重要課題(マテリアリティ)を策定しました。
2025年、急激に変化する社会情勢とステークホルダーの皆さまからの期待を反映すべく、第12次長期経営計画のひとつとしてマテリアリティの更新を行いました。
更新にあたっては、以下の5ステップで客観性と妥当性を担保し、サステナビリティ委員会および経営会議での審議を経て承認されました。
マテリアリティ
特定のステップ
サステナビリティ課題の構築とリスク・機会分析
マルチ・ステークホルダーとのエンゲージメント
サステナビリティ課題から重要課題(マテリアリティ)を抽出
KPI(重要業績評価指標)の策定と当事者意識の醸成
実行に向けた基盤:サステナビリティ・ガバナンス
STEP1. サステナビリティ課題の構築とリスク・機会分析
国際的なフレームワークに基づき、食のバリューチェーン全体における社会・環境課題を網羅的に抽出し、国分グループにおける24のサステナビリティ課題を抽出した。
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- リスク・機会の特定
- 気候変動、人権、食料不足などのメガトレンドが、当社の事業に与える長期的影響を評価
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- ベンチマーク調査
- 食品卸業界およびサステナビリティ先進企業の動向を精緻に分析
STEP2. マルチ・ステークホルダーとのエンゲージメント
「社会からの期待」を正しく把握するため、社内外での調査を実施した。
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- アンケートの実施
- 社外(取引先・専門家等)および従業員から詳細な意見を聴取
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- 期待の可視化
- 「社会的な重要度」と「経営理念・自社にとっての重要度」の2軸で整理。社内外で共通して重要視される課題だけでなく、認識の相違がある課題についても深く掘り下げ、対話の土台とした
(「社会的な重要度」と「経営理念・自社にとっての重要度」の2軸で整理したマトリクスを掲載し、右上に位置する項目を優先課題としています)
STEP3. サステナビリティ課題から重要課題(マテリアリティ)を抽出
現在の延長線上にある予測(フォアキャスト)に留まらず、望ましい2030年の未来像から逆算する「バックキャスト視点」を導入し、3つの課題軸をもとに24のサステナビリティ課題から9つの重要課題(マテリアリティ)を抽出。さらに第12次長期経営のビジョンに沿って5つのテーマに分類した。
3つの課題軸
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- 業界としての必須課題
- 物流インフラ、食の安全、食品ロス削減など、社会的要請への即応
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- 国分らしさの追求
- 伝統的な「帳目」の要素を現代的に解釈(人材、地域、ウェルビーイング)
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- 未来への挑戦(バックキャスト)
- 食料危機、貧困・飢餓の撲滅といった長期的な地球規模課題の解決
STEP4. KPI(重要業績評価指標)の策定と当事者意識の醸成
マテリアリティの実効性を担保するため、具体的なKPIを策定した。
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- 戦略骨子との紐付け
- 各KPI案を事業戦略に直接組み込み、現場の施策と連動
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- オーナーシップの確立
- 各KPIに対して責任者(オーナー)を明確化し、各部門が当事者意識を持って取り組む体制を構築
STEP5. 実行に向けた基盤:サステナビリティ・ガバナンス
マテリアリティを確実に推進するため、ガバナンス体制を刷新しました。今後は「動的マテリアリティ」の考え方に基づき、社会情勢の変化に応じて適宜見直しを行う。
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- 推進体制の見直し
- サステナビリティ委員会の運用を高度化し、各マテリアリティの進捗を定期的に取締役会へ報告
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- データ収集の整備
- 各KPIの進捗を正確に把握するためのデータ収集・報告体制を整備し、透明性の高い情報開示を行う