Interview国分の社員たち
わたしの職務経歴書
高い壁を超え、
産地への貢献を貫く
【MD】
PROFILE
新卒入社(グループキャリア)
Ishizaka石坂
商学部 卒
国分フレッシュ・フードトランス株式会社
フレッシュ事業部 営業一課
大学時代は商学部でマーケティングなどを学びながら、体育会のラクロス部での活動に打ち込んだ。2020年に新卒で入社。営業として成果が出るまで粘り強く取り組む姿勢が自身の特徴。現在は後輩の教育も担当しており、かつて上司や先輩がそうしてくれたように、自主性や挑戦心を尊重しながらの指導に励んでいる。
※所属部署・掲載内容は取材当時のものです
CHAPTER_01
幼少期の環境から、
一次産業への関心を抱く
親戚が米農家を営んでいたので、子どもの頃から田植えや稲刈りを手伝いに行くことがよくありました。田んぼだけでなく畑も持っていたので、収穫を手伝い、その野菜を食べていて。そんな環境で育ったので、農業や青果に対しては自然と親しみを覚えていましたね。一方、生産者としての日々の努力や過酷さを目の当たりにすることもあり、食べ物のありがたみを人一倍感じてきたと思います。その価値をしっかりと消費者に伝え、適正な価格で販売することで生産者に還元したいと思っていたので、就活では食品業界を中心にマーケティングや商品開発といった職種を志望していました。幅広い事業を展開し、一次産業とも関わっているような企業との出会いを求めていたので、食品卸業界に辿り着いたのは自然な流れだったように思います。中でも国分は、自社ブランドの製造・販売を手掛けていたことや得意先と取引メーカーの多さにインパクトを受けました。多角的な販売チャネルを通じて食品を世の中に届けている。食のインフラとして盤石な事業基盤を持った企業だということが分かり、入社を決めました。
CHAPTER_02
若手の挑戦を応援する風土
入社にあたって両親に話をしたら、国分の社名を知っていたので驚きましたね。さすがは老舗の大企業だと感心する反面、いわゆる伝統的な日本企業に対する漠然とした先入観を持っていました。だけど実際に配属されてから今日まで、上司から自分の意見を否定されたことって一度もないんですよね。上司や先輩は実に多彩で、体育会系のタイプもいれば、非常に堅実なタイプ、物静かだが実は仕事への情熱が強いタイプなど、個性が際立つ職場だと思います。だけど共通しているのは、自分たちの頭で考えて、手足を使ってアグレッシブに行動し、仕入先や得意先から信頼されるような誠実な人ばかりだということ。そういう方々が若手の面倒をしっかりと見てくれる。だから、入社年数に関わらず挑戦を応援する風土が醸成されているのだと思います。
今、私は国分グループの中の一社である国分フレッシュ・フードトランスのフレッシュ事業部に所属しています。担当しているのは、首都圏を中心に展開するスーパーマーケットに向けた野菜、果物などの青果物の仕入れと販売です。新規品目を提案する際には、国分グループが有する支社や取引のある各市場とのネットワークを活かし、全国各地の青果担当者と連携して魅力的な産地や生産者の情報を集めます。先方のバイヤーと一緒に実際に産地まで足を運び、そこで見つけた魅力的な農産物を使った売場を展開したり、カットや袋詰め等の加工を提案していくわけです。安定して収穫する力はあるのに加工機能がないことや、販路を持っていないという生産者は少なくありません。そこで私たちがハブとなって生産者と得意先をつないで流通をサポートし、WIN-WINの関係を構築していく。そうした動きを全国規模で取ることができるのは、国分ならではだと思います。
CHAPTER_03
難易度の高いアスパラで
得意先との信頼を確固たるものに
私にとっての一番のチャレンジは「国産アスパラガス」の取り扱いに挑んだことでした。アスパラガスって、野菜の中では一、二を争うほど難易度が高い品目として知られてて。得意先にとっても、安定供給は大きな課題だったんです。だったら逆にアスパラガスでうまく行けば、今後に活きる経験ができると思って、それがどれだけ大変なことか分からないまま、「アスパラガスを狙おうと思うんです」と上司に伝えて、上司も背中を押してくれました。早速、国分北海道㈱・国分九州㈱の担当者と連携して産地開拓に乗り出し、各地の農家と商談を進めて、得意先に提案。無事に採用され、シーズンを通じたアスパラガスの安定供給というミッションがスタートしました。
アスパラガスがなんでそんなに難しいかというと、曇天や長雨の影響で収穫量が激減する一方、晴天が続くと一気に過剰供給になるなど、天候次第で需要と供給のバランスが、大きく変動する非常に難しい品目なんです。また作付面積も年々減少していて、産地の出荷日や出荷量が読めないので販売計画が立てにくい。劣化が早いから品質管理も難しく、在庫として貯蔵しておくこともできません。だから見通しが外れると、チラシには載っているのに売り場に無いという事態が起きてしまいます。ただ私にとってプラスだったのが、難しい品目ゆえに、バイヤーと頻繁に連絡を取り合うようになることでした。アスパラガスの取り扱いでは、情報共有のスピードが成果を左右するといっても過言ではありません。産地や各社と緊密に連携し、最新の情報をバイヤーに迅速に提供し続けることでリスクを早期に察知して、安定供給と品質確保につなげることができます。アスパラガスを介してバイヤーとの接点が増えたことで、関係性がどんどん深くなる。「明日、ちゃんと届く?」とか「九州のほう、天気悪いけど大丈夫そう?」とか、何もない日でも連絡だけはずっと取っています。そのおかげもあって、アスパラガス以外の品目でもいろいろとご相談をいただけるようになり、得意先における国分のシェアを伸ばすことができました。
そしてこのアスパラガスに関してもう一つこだわったのが、全規格の買い上げです。スーパーマーケットなどの店頭に並ぶ野菜は、一定の規格を満たしたものだけなんです。一本あたりの重量が規格を満たさない場合は安価で市場に出回ります。ですが、生産者も年々減ってしまっているので、産地のためにも全規格の買い上げをおこない、加工して販売するという取り組みを行いました。S・M規格の細いアスパラガスを使用した不揃いのアスパラガスや、2L・3L規格の太めのアスパラガスでパッケージ化して販売したことで、生産者にも喜んでいただくことができました。
国産アスパラガスに関する私の挑戦は、正直に言うとすごく非効率な仕事ではあると思うんです。常に天候に振り回されて、得意先や農家と毎日のように連絡を取って。単純に利益だけを追求するなら、もっと効率の良い方法はあると思う。上司もそれは分かった上で、私に任せてくれたんですよね。結果、最初のシーズンは大きなトラブルなく終えられた。得意先の売上に貢献でき、生産者の力になれたことは自信になりました。「今年、一緒に取り組んでみて本当に良かった」と言っていただけて、グッとこみ上げてくるものがありましたね。
CHAPTER_04
研修の中で見つけた、
自分が輝けるキャリア
全国のエリアによって新入社員研修の内容は異なるそうなんですが、私が最初に配属された中部エリアでは、1年間にわたる「ローテーション研修」が組まれていました。これは実務を通じて幅広く業務を学ぶプログラムで、物流や受発注、マーケティング、営業事務、そして営業という5つの職種を深く経験することができました。入社するまでマーケティングや商品開発の部署に行きたかったんですが、そこで出会った各部署の先輩方と話していくうちに、商品開発や販促支援をするにも、まずは自分で営業という仕事を経験してみないと、売る側の気持ちも分からないなと考えるようになりました。それで希望職種を営業に変えたんです。そういう意味では、新入社員研修で得られたものは大きかったですね。
あれから4年ほどが経ちますが、青果を扱う営業という仕事は、天候不良や価格変動、品質問題など、何かが起こるのが日常茶飯事です。ですが、それを一緒に乗り越えてきた得意先とは強い信頼関係ができたことで、今は私たちと得意先が一つのチームとなって、お互いの働き方をもっと良くしていこうという動きができるようになってきました。例えば勤務時間以外の連絡をしないようにご協力いただいたり、新しい私の後輩に対するサポートを一緒になって行ってくれたり。そうした背景もあって、これまであまりワークライフバランスを意識したことはなかったんですが、最近はオンとオフをしっかり分けるようになりました。仕事が終わった後は頭を切り替えるためにランニングなど身体を動かすようになって、休日もできるだけ外に出るようにしています。旅行やキャンプなどで自然が豊かなところに足を運んだり、サウナに行ったりと、人が少なくて静かな場所で、スマホも触らずにデジタルデトックスしながら、心の静けさを取り戻す自分だけの時間を大切にしています。
CHAPTER_05
「オール国分」で
もっと面白い仕事に挑戦したい
これからも青果の営業として、生産者に貢献できるような仕事をしていきたいです。青果業界はまだアナログな部分が多く「顔商売」とも言われており、産地や市場関係者との人間関係がとても大事です。バイヤーからも「一緒にもっといろんな産地に行こうよ」と言っていただけているので、自分の足で産地を巡り歩き、各地の生産者と関係をつくっていきたい。もしできるなら年中ずっと全国津々浦々の産地を回り続けるような仕事ができれば本望ですね。
国分の主事業である食品卸という言葉を聞くと、量販店などに品物を卸すだけが仕事だと思うかもしれませんが、そんなことはありません。国分に入れば、食に関する仕事で実現できないことはないんじゃないかと思うくらいさまざまな部署や事業があり、それを支える個性豊かなプロフェッショナルたちがいます。そういった仲間たちと連携しながら、それぞれの強みを活かしてオール国分でチャレンジすれば、もっと面白い仕事ができるようになると思います。食に興味がある人なら、絶対に良い会社だと感じてもらえるはず。食べることが好き、美味しいお店を探すのが好き、だけど何をしたいのかは分からない、という人でも、国分ならきっと活躍できる場所を見つけられると思います。人とのつながりを何よりも大切にし、年齢に関わらず一人ひとりの意見が尊重され、挑戦や成長のチャンスを与えてくれる。この環境で働いてみたいと思った方は、ぜひ話を聞きに来てみてください。
ONEDAY1日のスケジュール
- 8:30出社、メール確認
- 9:00産地状況や相場・品質確認・懸念事項があれば対応
- 10:30バイヤーとの商談に向けた資料作成
- 12:00昼休み
- 13:00部署内ミーティング
- 15:00バイヤーとの商談
- 16:30商談内容の整理
- 17:00退社