Interview国分の社員たち
わたしの職務経歴書
創り上げるのは、
人の心に響く価値
【商品開発】
PROFILE
新卒入社(グループキャリア)
Shibata柴田
経済学部 卒
国分グループ本社株式会社
商品統括部 商品開発部 開発一課
2019年に新卒で入社し、酒類に関わる業務を3年間経験した後、現在の部署へ異動。学生の頃はゼミで地域経済論を精力的に学んでおり、地域が持っている資産をどのようにして経済発展につなげていくかという研究は、卸売・流通を通じて地域の食を全国へ届ける国分グループへの入社の動機や、現在の仕事にもつながっている。
※所属部署・掲載内容は取材当時のものです
CHAPTER_01
堅苦しさがなく、
若手もチャレンジできる風土
身近にあるものを扱う仕事に携わりたいと思っていたので、就活では衣食住に関する業界を中心に見ていました。その中で次第に商社・卸売業に興味が湧いてきて。自社の製品を世に送り出していくメーカーではなく、全国各地のメーカーと取引し、幅広い商材を扱えること。広い視野と豊富な情報を持って多方面への提案ができると聞いて、面白そうだと思いました。
国分グループは、歴史の長さや企業の規模、事業の安定性も魅力的だったんですが、「信用」という社是の通り、何よりも人を大切にする社風を実感できたことが大きかったですね。説明会や面接のほかに懇親会もあって、ほかの企業と比べても、内定者や社員の方との接点を数多く設けてくれた。そうしたイベントに何度も参加していくうちに、どんな人たちと一緒に働くのか、だんだんイメージが湧いてくるんですよね。
「あ、この人たちと一緒に働くなら大丈夫だな」といった安心感や、自分にフィットしてる感覚が生まれてきて。私もこの環境で挑戦して、みんなと一緒に成長したいと思えるようになり、入社を決意しました。
入社するまでは、歴史のある会社だから上下関係とか規則とかが厳しいのかなと思っていたんです。もちろん、一般的な上下関係や守るべきルールもありますが、想像よりもずっとカジュアルでしたね。自分の意見も根拠さえしっかりしていれば反映されるし、若手でもどんどんチャレンジさせてくれる。その働きやすさは良い意味でギャップでした。
CHAPTER_02
メーカー機能を持つ部署として、
自社ブランドの商品開発を行う
国分グループは卸売事業を本業とする会社ですが、私が所属する商品開発部はメーカー機能を担う部署として、「缶つま」や「にっぽんの果実」といった自社ブランド商品の企画開発を手掛けています。メーカー機能と言っても自社工場を持たないので、いわゆる*OEM生産と呼ばれる製造委託との協業によって商品を作ります。
私が担当しているのは、マーチャンダイザーと呼ばれる商品開発や販売企画を行う仕事。市場調査を重ね、さまざまなデータを活用しながら消費者の嗜好を分析し、人気を集めている食材やトレンド、ユニークなアイデアを取り入れて新商品を作っていくのが、商品開発の仕事です。ですが、我々が担っている役割はそれだけではありません。
例えば既存商品のリニューアル。販売を続けているうちに出てくる課題に対して、原料や調理工程、味付け、量、パッケージデザイン、コストなど、いろんな角度からテコ入れを行う仕事です。さらに、商品を効率よく流通させる仕組みづくりや、賞味期限を考慮しながら販売計画と在庫管理を密接に連動させ、適正在庫を維持しながら成果を最大化することも業務の一環として求められます。
私は入社5年目に今の部署に異動してきました。当初は何も知識がなくて、知らないことだらけだったんですが、流行の飲食店や人が集まる場所、MRを通じて、少しずつ自分の中の引き出しを増やしていきました。商品開発は、その名前を聞いてイメージするよりも地道な裏方仕事も多くありますが、市場ニーズの調査や企画から、製造体制の構築、そして流通までの一連の流れを経験できるので、すごく知見が深まりますし、やりがいのある仕事だと思います。
*OEM(Original Equipment Manufacturing):ある企業が企画や設計を行った製品を、別の製造企業が製造する仕組みのこと。
CHAPTER_03
妥協のない試行錯誤の末、
缶つま既存商品のリニューアルを成功させ、ブランド価値の向上に貢献
私にとって最も印象深かった仕事は、「K&K缶つま めいっぱい焼鳥炭火焼(タレ・塩)」という商品のリニューアルプロジェクトです。「缶つま」は、お酒に合う肴を缶詰にしたこだわりのおつまみ商品です。もともと高級路線の缶詰商品の先駆けとして発売しましたが、この焼鳥缶は手に取りやすい価格帯で日常のおつまみとして好評でした。ですが原料価格がどんどん上がっていく中で、缶つま全体の売上を今後どうやって増やしていくのかという課題があり、この焼鳥缶をリニューアルすることにしました。社内で缶つまの試食会を実施して集めた意見や、消費者アンケートから分析したデータをもとに議論を重ねていくうち、どんな施策が必要なのかが見えてきます。今回のプロジェクトでは、「価格を上げずに、味を改良することで売上を増加させる」ことがミッションとなりました。
まずは味の改良から。従来工程を見直して炭火焼きを導入。鶏肉はやや大きめにカットして歯ごたえを向上させ、タレのベースも変更して風味を豊かにするなど、工夫を重ねました。ですが、もちろんこだわった分だけ価格は上がるため、コストダウンも検討しなければなりません。食品卸としての広範なネットワークを活かし、我々の要望にマッチする製造委託先を探します。そうやって試行錯誤を経て、内容量を増やし、価格は下げる、という理想的なリニューアルを実現することができました。
ただし、リニューアル=ゴールではありません。大事なのは、売れるかどうか。最後の判断は消費者の皆さんに委ねられます。自分たちの仮説を信じてやってきたけど、フタを開けるまでどうなるか分からないから、発売当初はめちゃくちゃ不安でした(笑)。結果としては売れ行き好調で、目標数値も無事に達成することができました。やり切った感とともに、ホッと胸を撫で下ろすような安心感もありましたね。
今回のプロジェクトの成功は、製造委託先の方々の協力があったからこそでした。我々が示す高い要求に対して、「出来ない」ではなく「こうすれば出来る」といったアイデアを提示してくれて、それに対して我々が「じゃあこういうことも出来る?」と返して、どんどんブラッシュアップさせていく。地道で粘り強さが必要なやりとりでしたが、お互いが妥協しなかったことで本当に良いリニューアルができて、結果にも結びついたのだと思います。
プロジェクトが終わり、商品がお店の棚に並んでいるのを見ると、こみ上げてくるものがありましたね。そうやって一人で商品を眺めていたら、たまたま目の前のお客様が商品を手に取ってくださったんです。あの瞬間は、感動でいっぱいになりました。これこそが商品開発部だから感じられる一番のやりがいですね。
商品のリニューアルは、リスクを伴うチャレンジです。不安も大きいですが、いかに信頼できるパートナーと出会い、そのリスクを軽減して理想のゴールに近づけるか。そのためには売上やコストの目標を目指すだけでなく、「消費者の方々が求めているのはどんな価値なのか」を丁寧に見極める姿勢が不可欠だと思いました。
CHAPTER_04
社内制度が年々充実し、
より働きやすい職場に
国分は入社後の研修も充実しているので、商品開発に限らず、入社前から難しい専門知識を身につけなくても大丈夫だと思います。配属してからも、先輩がずっと隣にいて仕事を教えてくれました。その先輩との出会いは私にとって印象的で、分からないことを質問すると、どんなに忙しそうな状況でも必ず手を止めて、私のほうを向いてしっかりと聞いてくれたんです。
また、その先輩とは社宅も一緒で、仕事以外の時間にも交流ができて。今は別々の部署なんですけど、ずっと仲良くてフランクな関係性を継続してもらってます。私が育休を取得するにあたって、初めて相談したのもこの先輩でした。
育休については、最近では男性社員の取得もどんどん増えています。私の場合は2週間取得するんですが、1週間休んだあとに1週間リモートワークで勤務して、そのあと残り1週間休む、という変則的な流れで取ることにしました。一人ひとりの事情に合わせて柔軟に応えてくれるので、助かりますね。
男性の育休取得によって家庭内の関係も良好になり、仕事の生産性も上がるという統計が出ているらしいので、この流れはもっと広がっていくといいと思います。社内制度への要望も、人事総務部が定期的にアンケートを実施してくれていて、着実に社内制度が進化しているのを感じますね。
CHAPTER_05
国分ならではの強みを活かして、
変化と挑戦を楽しもう
この仕事の魅力は、新商品や既存商品のリニューアル商品が世に出て消費者に喜びをもたらすことだと思います。今後も商品企画・開発に携わり、単に売れる商品ではなく、消費者一人ひとりの心を動かす商品づくりに挑戦したい。いずれは海外にも発信できるような、世界視野での商品開発にもチャレンジしてみたいですね。
また、プレイヤーとしての目標だけでなく、マネージャーになることも目指しています。私の上司がすごくマネジメントに長けた方で、人を動かす力というか、みんなのモチベーションを上げる力というか…。気遣いや声掛け、アドバイスが常に的確なんですよね。懐が深くて、いつでも相談相手になってくれる。最近、私にも後輩ができたので、尊敬する上司の背中を見ながら少しずつマネジメントを身につけていきたいと思っています。
国分には、歴史に裏付けられた信頼と、卸だからこそのつながりの広さという強力な武器があります。困難や課題に直面しても、社内外の関係者と協力することで、きっと乗り越えられる。食を通じて社会に貢献したい方、変化を楽しみ挑戦し続けたい方にとって、国分は最高の舞台になるはずです。
就活中の皆さんには、とことん自分と向き合って、できる限りいろんな会社を見に行って、いろんな人の話を聞いてほしい。私自身、やるからには徹底的にやりたいタイプで(笑)。だからこそ、後悔のない就活ができたと思っています。やればやるだけ自分のやりたいことや興味の方向性が明確になり、自分に合った会社がきっと見つかると思います。一緒に働ける日を、楽しみにしています!
ONEDAY1日のスケジュール
- 8:30出社、メール確認
- 9:30在庫確認
- 10:30商談準備
- 11:00メーカーとの商談
(加工や味の方向性の交渉) - 12:00昼休憩
- 13:00開発会議
(新商品の進捗共有・確認、試食) - 16:00事務作業・メーカーへ会議内容共有
- 17:00市場分析・競合分析
- 18:00退社